2011年09月18日
げんこ妻の食べ歩記 其の七「とくや」
こんにちは、げんこ妻です。
日暮れが早くなり、
朝夕めっきり涼しくなってきましたね。
皆様いかがお過ごしでしょうか。
今日は、秋の夜長をまったりと温燗片手に刺身をいただきながら
友と語り合うにもってこいの、とくやさんにおじゃまします。

長篠城址史跡保存館の東に位置するとくやさん、
入り口に割れたお皿や瓦が張り付けてある不思議な柱がデデーンと立っていますが、
なんでしょ?コレ。

「ああ、それは大工さんが『普通の柱じゃあ面白くない』ってんで
瓦や皿を埋め込んで造ったモザイクですよ。」
縁起物だとか謂れとかあるんですか
「はははーデザインですよ、デザイン。」

笑いながらも目力ビームを発する大将は、山本裕勇さん 52歳。

前回に引き続き2回目の参戦ですが、戦国料理の反響は如何ですか?
「けっこう出ますよ。多い日は20とか。
前回の『いえやすロール』は、もう作るのが大変でしたから。
それに比べて今回の料理は簡単ですから楽ですよ。
実は今でも、いえやすロールを作ってくれと言うお客さんが来ます。」
それだけインパクトのある料理だったんですね。
「でもね、本当に作るのが大変なんですよ。」
本当に大変だったんですね。
で、今回の『馬防柵で勝、ちらし寿司』はどんなお料理ですか?

「1つのお重にはあなごのちらし寿司、もう1つがとんかつとサラダ、
それにお味噌汁がついています。」

では、早速戴きます。
なるほど、馬防柵に見立てた柔らかいあなごには、
香ばしい味がしっかりついています。
たっぷり盛られた錦糸卵の下には、のりとかんぴょうが隠れていますね。
サクサクカツはスパイスのパンチがきいていて、
ほんのり甘めのちらし寿司とはいいコントラストです。
具沢山の味噌汁まで付いて1,050円はお得ですね。
「ありがとうございます。」

ところで、大将はなぜこの仕事を選ばれたのですか?
「幼い頃から祖父母に言われ続けて、自分は親の後を継いで料理人になると思っていました。
18歳から刈谷市の寿司屋で修行をして24歳で戻ってきました。
28年たちましたが、これからも一生懸命に頑張って
地元の人に愛され続ける寿司屋でありたいと思います。」
最後に地元の隠れた名所を教えてください。
「愛知県に伝わる狐の妖怪で、長篠城の稲荷社の使いであったという
『おとら狐』が大通寺の正面向かって右側に祀ってあります。
諸説ありますが、私が聞いたのは、長篠合戦のどちらかのスパイをしていた狐が、
敵に見つかり片足を斬られ片目を射抜かれたという話です。
ですから昔は、片目や片足が悪くなると「狐の祟り」と恐れられていたんですよ。」
そんなところがあったんですね、知りませんでした。
ありがとうございました。

寿司屋の大将と言うと頑固な堅物というイメージがありましたが、
少年の様な柔軟性のあるお話と語り口調にびっくりです。
あっと言う間の取材でした。
大将おすすめの「平日ランチ 800円」を、今度は友達と食べに来ますね。

●四捨五入すると50歳!最近の森介は、哀愁さえ漂わせている……
とくや
長篠字市場27-5 TEL 0536-32-0159
月曜定休 営業/11時~22時
●戦国ぐるめ街道メニュー/馬防柵で勝、ちらし寿司 1,050円
日暮れが早くなり、
朝夕めっきり涼しくなってきましたね。
皆様いかがお過ごしでしょうか。
今日は、秋の夜長をまったりと温燗片手に刺身をいただきながら
友と語り合うにもってこいの、とくやさんにおじゃまします。

長篠城址史跡保存館の東に位置するとくやさん、
入り口に割れたお皿や瓦が張り付けてある不思議な柱がデデーンと立っていますが、
なんでしょ?コレ。

「ああ、それは大工さんが『普通の柱じゃあ面白くない』ってんで
瓦や皿を埋め込んで造ったモザイクですよ。」
縁起物だとか謂れとかあるんですか
「はははーデザインですよ、デザイン。」

笑いながらも目力ビームを発する大将は、山本裕勇さん 52歳。

前回に引き続き2回目の参戦ですが、戦国料理の反響は如何ですか?
「けっこう出ますよ。多い日は20とか。
前回の『いえやすロール』は、もう作るのが大変でしたから。
それに比べて今回の料理は簡単ですから楽ですよ。
実は今でも、いえやすロールを作ってくれと言うお客さんが来ます。」
それだけインパクトのある料理だったんですね。
「でもね、本当に作るのが大変なんですよ。」
本当に大変だったんですね。
で、今回の『馬防柵で勝、ちらし寿司』はどんなお料理ですか?

「1つのお重にはあなごのちらし寿司、もう1つがとんかつとサラダ、
それにお味噌汁がついています。」


では、早速戴きます。
なるほど、馬防柵に見立てた柔らかいあなごには、
香ばしい味がしっかりついています。
たっぷり盛られた錦糸卵の下には、のりとかんぴょうが隠れていますね。
サクサクカツはスパイスのパンチがきいていて、
ほんのり甘めのちらし寿司とはいいコントラストです。
具沢山の味噌汁まで付いて1,050円はお得ですね。
「ありがとうございます。」

ところで、大将はなぜこの仕事を選ばれたのですか?
「幼い頃から祖父母に言われ続けて、自分は親の後を継いで料理人になると思っていました。
18歳から刈谷市の寿司屋で修行をして24歳で戻ってきました。
28年たちましたが、これからも一生懸命に頑張って
地元の人に愛され続ける寿司屋でありたいと思います。」
最後に地元の隠れた名所を教えてください。
「愛知県に伝わる狐の妖怪で、長篠城の稲荷社の使いであったという
『おとら狐』が大通寺の正面向かって右側に祀ってあります。
諸説ありますが、私が聞いたのは、長篠合戦のどちらかのスパイをしていた狐が、
敵に見つかり片足を斬られ片目を射抜かれたという話です。
ですから昔は、片目や片足が悪くなると「狐の祟り」と恐れられていたんですよ。」
そんなところがあったんですね、知りませんでした。
ありがとうございました。

寿司屋の大将と言うと頑固な堅物というイメージがありましたが、
少年の様な柔軟性のあるお話と語り口調にびっくりです。
あっと言う間の取材でした。
大将おすすめの「平日ランチ 800円」を、今度は友達と食べに来ますね。

●四捨五入すると50歳!最近の森介は、哀愁さえ漂わせている……
とくや
長篠字市場27-5 TEL 0536-32-0159
月曜定休 営業/11時~22時
●戦国ぐるめ街道メニュー/馬防柵で勝、ちらし寿司 1,050円
Posted by 男 すねえもん at 14:33│Comments(0)
│げんこ妻の食べ歩記